
こんにちは!
産婦人科医やっきーです!
本日(2025年7月4日)、私の初めての単著『産婦人科の質問箱 アレはホントにマジなのか』が予約開始となりました。
医大生の頃に「作家業」というものを意識し始めてから約15年、ブログで全世界に文章を発信し始めて約3年。
ついに単著の出版と相成りました。
本記事執筆時点で、Amazonに表紙の画像が表示されていない理由は単純明快で、今まさに表紙を作成中であるためです。
ちなみに本文の最終チェック作業もやっており、この本は現在も作っている最中なのです。
(本記事のサムネイルも、表紙イラストの下描きです。表紙デザインを含め、ギリギリまでクオリティを高めるべく奮闘中です)
また、現時点で2025年9月1日発売予定となっていますが、流通などの都合で2~3日前後する可能性があります。
先日の記事でもある程度のことはお話ししましたが、本記事ではより詳細に書籍のことをお話ししたいと思います。
予約特典の申請方法についても最後にご案内しております。
タイトルについて
私の絶望的なネーミングセンスゆえに、今回の書籍のタイトルは公募によって決定しました。
(書籍の詳細な内容が明らかになる前にタイトルを考えるという無茶振りにも関わらず、合計で154ものタイトル案をご応募頂きました。皆様、本当にありがとうございます。)
フォロワー様からの投稿によって決定した『アレはホントにマジなのか』をベースにしつつ、「一般の方々からの質問に答えている」という要素を際立たせるために『産婦人科の質問箱』というワードも付け足し、
完成版のタイトルは『産婦人科の質問箱 アレはホントにマジなのか』に決定しました。
一応、公式の略称は『アレマジ』ということにしていますが、
本の呼び方は『アレはホントにマジなのか』でも構いませんし、いっそ『産婦人科医やっきー本』でも大丈夫です。お好きにお呼びくださいませ。
(ハッシュタグは #アレマジ だとちょっと嬉しいです。ハッシュタグ映えするといいなー、というのもこのタイトルにした理由のひとつなので)
書籍の内容について
結論から言うと、タイトルそのまんまです。
アレがホントにマジなのかどうかを解説する内容の書籍です。
これでは漠然としすぎているので、もう少し詳しく解説しますと、
私はこれまでに数え切れないほどの「こんな話がSNSに流れてきましたが、本当ですか?」「知人にこんなことを言われましたが、本当ですか?」といったご質問に回答してきました。
『男女の産み分けはできますか?』
『民間のさい帯血バンクに意味はありますか?』
『骨盤が歪んでると言われましたが、どういうことですか?』
『妊娠中にインフルやコロナのワクチンは打って良いですか?』
『そもそもインフルやコロナと風邪はどう違うんですか?』
『海外のつわりの薬は使えないんですか?』
『生理痛を和らげる方法は?』
『これから結婚予定なので、しておくべき検査を教えてください』
こういった全18項目の疑問に対し、エビデンスベースで詳細に解説したのが今回の書籍です。
加えて、書き下ろしのコラムも全8本を書きました。
過去に書いた記事をベースにしている記述もありますが、何せ紙の本はWEBメディアと違って一度印刷すると書き直せないため、全ての参考文献をもう一度確認しなおし、記述内容のひとつひとつを徹底的に精査し、その過程で新しく得られた知見は積極的に追記しました。
そのため、過去記事で書いたものと同じタイトルの項目も複数ありますが、中身はだいぶ別物になったと言って良いでしょう。
本業+ニュースレター更新と並行しつつ半年かけて原稿を書き上げ、死ぬ思いをしながら全編にわたって編集部と全3回の修正を繰り返し、練り上げた内容です。
文筆家を志してからの15年間の集大成だけに、相当な気合いを入れて書きました。楽しめる上に、役にも立つ内容になったと自信を持って言えます。
価格と仕様について
本書『アレはホントにマジなのか』の本体価格は1,800円に決定しました。
これ、編集さんを始めとする南山堂の皆様にはめちゃくちゃ頑張って頂きました。
南山堂は医療系書籍を専門とする会社ですが、このジャンルは漫画や一般書等と違って薄利多売が効きません。
極端な例を出すと、「よくわかる!Pfannenstiel帝王切開」みたいな本を売っても産婦人科医しか買いません。ということは、市場規模がめちゃくちゃ小さく、数を売ることが見込みづらいわけです。
しかし、帝王切開の手技を学びたくて仕方のない産婦人科医なら「よくわかる!Pfannenstiel帝王切開」は1万円でも買います。私の本棚にもそういう「ワシら以外の誰が買うねん」という万札超えの書籍が並んでおります。
このように医学系書籍の多くは、高単価で少数を売って利益を上げるしかなく、そこが大手出版社の一般書との大きな違いです。(医学書に限らず、専門書の多くはそうですが)
実は、企画段階における本書の価格は3,000円台でした。
3,000円台は医学書としては安い部類なのですが、一般書としてはかなり高額で、私の理想とする「多くの方に正確な医療情報をお届けする」が達成できないおそれがあるため、値段を下げてもらうよう交渉しました。
「これじゃ高いから値段下げて!!その代わり山ほど売るから!!南山堂がパンクするくらい売るから!!🐻❄️」と頼み込みました。
ただ、編集さんは私のニュースレターの読者でもあるだけに、私の温度感が伝わったようで、
その結果として3,000円⇒1,800円という、まさかの40%オフが実現したのであります。南山堂の皆様には感謝しかありません。
ついでに下世話な話をすると、私に入る印税はもちろん、出版社側の取り分も40%オフということです。
さらにもうひとつ言っておくと、本書の仕様はA5版の2色刷り、全200ページ超です。
出版関係に明るい方ならお分かり頂けると思いますが、それなりに原価の高い仕様です。堂々と言うのも憚られますが、南山堂はぶっちゃけそんなに大きな出版社ではありません。そんな出版社にしては結構な博打です。
もしこれが売れなかったら私に声をかけて下さった編集さんの立場がありません。
最悪の場合、今後編集さんが社内で食べる昼食は醤油をひたしたティッシュとかになるおそれもあるので、ぜひ『アレはホントにマジなのか』を購入して頂ければと思います。山ほど売れなければ私も申し訳が立ちません。
予約特典について
以前の記事でも書きましたが、本にとって重要なのは初動の売れ行き、特に「予約数」です。
私のような匿名シロクマに声をかけて頂き、しかも40%オフという身を削った価格に設定して頂いた南山堂に報いるためにも、全国の書店のどこに行っても『アレはホントにマジなのか』が平積み・面陳列されるくらいには売りまくりたいのです。
というわけで、予約特典を設けることにしました。
現在、予定している予約特典は以下の通りです。
①マンガ考察記事(書き下ろし)
②全力解説記事(書き下ろし)
③書籍コラム「血液型の豆知識」完全版(筆が乗りすぎて書籍版では半分以上カットした)
④「まえがき」ボツ原稿(半分近く書き直した、当初の版)
⑤動画:やっきーが書籍を読みながら感想を語る
我ながら、付けすぎだろうというくらい予約特典を付けまくりました。
しかし、私もこの本は山ほど売りたいですし、ここまでしてくれた南山堂のためにも山ほど売れてほしいのです。そのために、出来ることは全てやります。
それでは、予約特典の申請方法を説明しましょう。
こちらの特設Googleフォームに「メールアドレス」と「予約したことが分かる画像」を添付し、送信してください。

なお、予約したことが分かる画像なら何でも構いません。
書店の予約票の写真でも良いですし、Amazonや楽天等で予約したならば予約完了画面や注文履歴画面などのスクリーンショットでも差し支えありません。
(都合上、添付できる画像のファイルサイズは10MBが上限です。たいていの場合は大丈夫だと思いますが、もし画像がうまく送れない場合はカメラが高解像度設定になってないか確認して頂ければ幸いです)
予約特典購読用URLの送付は、書籍の発売日から一週間以内を目安としています。予約数や特典の執筆状況により前後します。
(万が一、予約特典の流出が発覚した場合は厳正に対応しますので、お取り扱いにはご注意くださいませ)
トークイベントについて
書籍出版から少し遅れて、9月某日に東京の某大型書店にてトークイベントを開催します。やっきー(人間形態)が登場予定です。
さらに、トークイベントに参加して書籍を購入して下さった方に関してはサインもさせて頂きます。
詳細が決まり次第こちらでも宣伝しますので、よろしければ続報をお待ちくださいませ🐻❄️
それでは、皆様の予約をお待ちしております。
引き続き、予約特典を充実させるべくまだまだ頑張ります。
できれば最寄りの書店で、難しければAmazonや楽天で、ご予約をよろしくお願いします。
なお、書店で予約を行う場合はこちらの情報を店員さんにお見せ頂ければ大丈夫だと思います。
ISBN:978-4525332211
書籍名:産婦人科の質問箱 アレはホントにマジなのか
著者名:やっきー
出版社:南山堂
現在、ニュースレター『産婦人科医やっきーの全力解説』を配信中です。
「男女の産み分けってできるの?」「逆子って直せるの?」「マーガリンは体に悪いの?」などの記事を基本無料で公開しておりますので、こちらもお楽しみください。

『医学の話を全くしないnote(仮)』も不定期配信中です。
医学や漫画の話をしたりしなかったりする雑記帳です。特に役に立たない話を読みたい方は、こちらもどうぞ。
