【漫画描写で学ぶ産婦人科】漫画界最凶最悪の産婦人科医『美味しんぼ』西浜タエについて考える

こんにちは!
産婦人科医やっきーです!

突然ですが、私には尊敬する産婦人科の先生が何人か居ます。
彼らの背中を追いかけ、自分の性質に合った理想の産婦人科医を目指すことが医師としての目標のひとつです。

同時に、「こんな産婦人科医にはなりたくない」という人物も存在します。
その筆頭が、超有名グルメ漫画『美味しんぼ』西浜タエです。


あまりにも彼女の医療内容が酷すぎて、彼女の悪行の数々をきちんと伝えられる自信が無いという理由で温め続けていたのですが、
このブログも設立から半年を無事に迎え、ブロガーとして多少の技術力も身に付きました。

そんな今こそ、彼女を取り上げるべきではないでしょうか。


あらすじ

それでは、まず『美味しんぼ』のあらすじから簡単にご紹介しましょう。

出典:美味しんぼ 1巻
出典:美味しんぼ 1巻

主人公の山岡士郎、そしてヒロインの栗田ゆう子は、東西新聞社に属する新聞記者です。

そしてもう一人の重要人物こそが、海原雄山
『美味しんぼ』は読んだことないけど海原雄山は知ってる、という方も多いのではないでしょうか。

出典:美味しんぼ 2巻

海原雄山稀代の美食家にして料理人、さらに陶芸や絵画、書道、文筆にも秀でた大芸術家です。

そんな海原雄山と、主人公の山岡士郎には確執がありました。

山岡と雄山は実の親子でしたが、芸術に一切の妥協を許さない海原雄山により
雄山の妻(山岡の母)は虐待され続け、そして心身が疲弊し死去してしまったといいます。

出典:美味しんぼ 1巻

これにより山岡と雄山は決別親子の縁を切ることとなりました。


そんな中、山岡と栗田さんは、東西新聞社の大原社主により人類の食文化を後世に遺すための企画「究極のメニュー」を完成させることを命じられました。

出典:美味しんぼ 1巻

そんな山岡と栗田さんの前に立ちはだかったのが、東西新聞社のライバル会社である帝都新聞、そして海原雄山です。

帝都新聞海原雄山は、「究極のメニュー」の企画を潰すべく「至高のメニュー」を作ることを発表しました。

出典:美味しんぼ 15巻
出典:美味しんぼ 15巻

こうして、「究極のメニュー」「至高のメニュー」の対決を通じた山岡と海原雄山による親子対決『美味しんぼ』のストーリーの軸となっていきます。


ちなみにこう書くと海原雄山は極悪非道の冷血漢のようですし、初期は確かにそういう雰囲気でしたが、

いつの間にか雄山は漫画界屈指のツンデレへと変貌していきます。

虐待され死去したという雄山の妻についても、

「雄山が芸術家として大成するために夫婦で助け合っていた」


「そもそも雄山の妻は難病を抱えていて、命を縮める覚悟で子供を産んだ」


「虐めてた?山岡の目線だと辛く当たってるように見えただけじゃね?」

という感じで美談に昇華されてしまいました。

人から誘われた食事の席で気に入らない料理をかるた大会のごとき勢いで弾き飛ばしていたあの頃の雄山先生はもう居ません。

出典:美味しんぼ 1巻

そんなこんなで究極 VS 至高の対決を経て、山岡と栗田さんの距離は縮まっていき、ついに結婚

栗田さんが懐妊しました。

出典:美味しんぼ 68巻

栗田さんの意向としては、実家で里帰り出産するつもりはなく、なるべくギリギリまで働きたいとのこと。

山岡・栗田夫妻の住まいの大家である尾沢さん・はるさんに相談すると、
尾沢さんの小学校の同級生に産婦人科の心当たりがあると言います。

出典:美味しんぼ 68巻

その医師こそが、今回の題材である西浜タエ

やっきーが考える限り漫画界最凶最悪の産婦人科医です。

出典:美味しんぼ 68巻
やっきー
やっきー

ここから先は下品な表現をうっかり使わないようにするため、彼女のことを西浜様と呼びます。


西浜様の医療行為の数々

出典:美味しんぼ 68巻

西浜様が構える産院は古色蒼然たる佇まいです。

尾沢さんが言うには、この界隈では西浜様に取り上げてもらった子が大勢いる反面、西浜様にだけはかかりたくないと言う人もいるとのこと。

それを聞いた二人は顔をしかめます。

西浜様の患者対応

栗田さんが無痛分娩を希望すると、ギロリと睨みつけ「無痛分娩はいたしません」と一蹴。

出典:美味しんぼ 68巻

山岡が疑問を投げかけると「そういう考えの方は、無痛分娩の専門家のところに行くことをすすめますね」と返します。

ここから西浜様によるありがたい演説が始まります。

出典:美味しんぼ 68巻

西浜様「私は、自然に逆らうのは好きじゃないのよ。(略)痛みには、意味があると(略)すさまじい痛みの果てに(略)誇らしい思いは(略)だいたい陣痛に耐えられない女が(略)子育てって厳しいもの(略)陣痛ぐらいで尻込み(略)母親になる資格はないね!」

やっきー
やっきー

この時点で、Twitterに書こうものなら消し炭になるまで炎上しそうな発言のオンパレードですね。

西浜様と無痛分娩

まあ、西浜様の「無痛分娩を行わない」という方針そのものは理解できます。考え方は理解できませんが。

出産そのものが母児にとって大きな危険を伴うのですが、そこへ硬膜外麻酔というさらに侵襲的な医療行為を行うわけですから、そりゃあ無リスクとはいきません。

また、無痛分娩を行うと分娩の進行が遅くなるので、その分だけ赤ちゃんにストレスがかかる可能性もあるわけです。

硬膜外麻酔の技術自体もかなり専門性が高いので、硬膜外麻酔に精通した医師が必要ですし、
できれば麻酔科の先生が常在しているそれなりの規模の病院で対応する方が安全です。

しかも、無痛分娩といえど陣痛の痛みを完全に無くすことは難しいです。
「無痛分娩にしたけど結局痛かった」と話されるお母さんも多いですね。

そのため、最近では「和痛分娩」という呼び方も一般的になっています。


とはいえ、これらはきちんとした管理を行うことで下げられるリスクでもあります。

やっきー
やっきー

それに、精神論はさておき医学的見地からも無痛分娩は捨てたものではありません。


妊娠高血圧症候群のように、痛みにより血圧が上昇することが母体にとって害になる場合もありますし、
精神疾患があるなどの理由で痛み自体がリスクになるような母体に対しても有用です。

そもそも、無駄に痛みを我慢することに大した意味はありません。

西浜様が仰るように「無痛分娩だと子供に愛情を注げない」というならば、

無痛分娩の割合73%を占めるアメリカ89%を占めるフィンランド児童虐待大国ということになりますね。

何にせよ、西浜様の言い分は非科学的と言わざるを得ません。


出典:美味しんぼ 68巻

そんな話をしていると、かかりつけの妊婦さんが陣痛でやってきました。

山岡たちは病院をあとにしようと席を立ちます。

出典:美味しんぼ 68巻

さすが西浜様、押しつけがまし…

いや、出産というものを栗田さんに知ってもらおうとする素晴らしい親切心です。

それにしても、いきなり赤の他人の出産に立ち会えと言われても尻込みするのは至極当然であり、それに対し「だめな女だね」と吐き捨てるのは実にクソ老害強気な先生ですね。

出典:美味しんぼ 68巻

そんなこんなで、畑井さんの出産は無事に済んだようです。

感動の涙を流し、栗田さんが西浜様に好印象を抱くきっかけになりました。
さてはこいつ吊り橋効果狙ってやがったな。

西浜様のプライバシー管理

その後、西浜様畑井さんの複雑な家庭事情本人に無断でベラベラと喋ります。

出典:美味しんぼ 68巻

しかも「未婚」だの「会社が潰れた」だの「パートナーに子供ができたことを知らせてない」だのと、家族に話すことすら躊躇われるような内容を赤裸々に話します。

これはもう明確に個人情報保護法違反です。

我々医師が日常で死ぬほど気を遣っているところであり、畑井さんが西浜様を訴えたら当面の生活費が工面できるくらいの慰謝料を請求できても不思議ではありません。

もっとも個人情報保護法の制定は2003年、『美味しんぼ』68巻は1998年連載時なので、ギリギリセーフっちゃセーフかもしれませんが、話している内容はプライバシーに踏み込みすぎであり、人道的にはアウトだと思います。

ただしこの程度のプライバシー軽視は『美味しんぼ』の世界にはよくあることなので、気にするだけ野暮なのかもしれませんね。


その後、山岡が料理で解決するといういつもの流れを経て、

出典:美味しんぼ 68巻

西浜様のもとで出産することを決意しました。

それでいいのか栗田さん。


西浜様の妊娠中期管理

栗田さんの妊娠経過は順調でした。

次第に栗田さんのお腹も目立つようになってきます。

出典:美味しんぼ 72巻

男である小泉局長はおろか、出産経験者の三谷夫人から見ても明らかに大きい様子。

栗田さんは「そんなに大きいかしら?」と戸惑いますが、
富井副部長も「双子か三つ子なんじゃないの?」と疑います。

出典:美味しんぼ 72巻

ここでまさかの西浜様が超音波診断器を使っていないことが発覚します。

その理由は「肝心の患者を診ることができなくなるから嫌だ」とのこと。

やっきー
やっきー

最高に西浜様らしい意見ですが、一旦ここは置いておきましょう。


出典:美味しんぼ 72巻

その後、栗田さんは雄山のもとを訪ねて妊娠経過を報告しますが、
雄山からも「ひょっとして双子か?」と聞かれます。

雄山が珍しく「ひょっとして」という少し砕けた言葉を使うあたりに微妙な焦りツンデレみを感じますね。

栗田さんによると、「心臓の音がひとつしか聞こえないから双子ではない」とのことです。

出典:美味しんぼ 72巻

そして西浜様が超音波を使っていないことを話すと、
ツンデレ雄山先生も「ば、馬鹿っ!」と声を荒げます。

出典:美味しんぼ 72巻
やっきー
やっきー

さすがデレ期の雄山先生、めちゃくちゃ良いことを言います。

「問題を未然に防ぐため、あらゆる手段を講じることが医者の責任」

実に気が引き締まる良い言葉です。

海原雄山は難病で妻を亡くしたので、西浜様の対応に思うところがあるのも頷けるというもの。

西浜様と超音波

ちなみに、超音波診断器が日本の一般的な病院に普及し始めたのは1990年代頃からですので、作中時点では既に十分に普及していると言えます。

それに超音波は、レントゲンやCT検査などと違い放射線被爆の心配なしに赤ちゃんの状態を把握することができる最強のツールですので、全ての産婦人科医が習得すべき技術と言っても過言ではありません。

(成人にとってレントゲンやCTの被爆量はごくわずかですが、胎内の赤ちゃんにとっては強すぎるのです)

出典:美味しんぼ 72巻

なんかゴチャゴチャ言ってますが、たぶん私の想像では西浜様超音波をあえて使わないのではなく新しい器械を覚えるのが嫌で使えないタイプの医者ではないかと思います。

私の経験上、そういう医者ほどもっともらしい言い訳をして新たな技術を得ることを嫌います。

医学に限ったことではありませんが、あらゆる技術や知識は次第に古くなっていくものです。
患者さんにとって有用なものであれば、情報のアップデートを常に行い、実臨床に活かしていくのが医者の責任だと私は思います。

ともかく、西浜様に超音波を導入してほしい栗田さんですが…

出典:美味しんぼ 72巻

「はるさんに料理を教わりたい」と言う西浜様を見て、栗田さんはある作戦を考えました。

やっきー
やっきー

そこまでするなら産婦人科を替えなさいよ。


栗田さんの作戦とは、こうです。

出典:美味しんぼ 72巻

美味しくて栄養もある、フードプロセッサーなどの器械が必須の料理を西浜様にお教えするのです。

それに対して違和感を抱く西浜様

出典:美味しんぼ 72巻

器械は器械。あくまでも道具であって、人間の手の代わりに働くだけ。

人間の手だけで行うよりも良い結果が得られるならそれが一番だ、ということを料理を通じて諫言しました。

それを聞いた西浜様あっさりと翻意します。

出典:美味しんぼ 72巻

現実ではこんなに強情なババア芯の通った方が料理を作った程度で簡単に考えを改めることは無いと思いますが、『美味しんぼ』では日常茶飯事です。

ともかく、西浜様は超音波を導入することになりました。
めでたしめでたし。


出典:美味しんぼ 73

なんてことは当然ありません。西浜様超音波を全然使いこなせていませんでした。

果たしていつになったら超音波で診てくれるのでしょうか。


西浜様の妊娠後期管理

出典:美味しんぼ 73

そんなこんなで臨月間近。ということは、34~35週といったところでしょうか。

なるべく長く働きたいという栗田さんは育児休暇にも消極的のようです。


そんな中、1990年代後期の行き過ぎたワインブームに警鐘を鳴らすための企画として、有識者による会合が開かれます。

以前から美食家の間では「ワインと日本料理は相性が悪い」という定説がとられてきました。

しかし美食家に会うと喧嘩を売ることに定評のある山岡は、

「確かに現時点では相性の良い組み合わせは無いが、必ずしも全ての日本料理に当てはまるとは言えないはずだ」と反論します。

その意見に、ワイン評論家の上杉氏がさらに反論。

出典:美味しんぼ 74

上杉氏は30年以上にわたりワインに親しむ、知識も味覚も確かな本物の評論家です。

その上杉氏が、長年の研究により「ワインは日本料理に合わない」と結論付けていました。

出典:美味しんぼ 74

しかも、上杉氏はシドニーの友人と一緒に日本料理・ワインの組み合わせを探す実験をする予定だったと言います。

出典:美味しんぼ 74

そこで、小泉局長の命令によりシドニーに行くことになりました。

出典:美味しんぼ 74
やっきー
やっきー

臨月間近の妊婦がシドニー行っとる!!?



妊娠中に妊婦さんが旅行に行くことを「マタ旅」と呼んだりするようですが、私は絶対におすすめしません。

妊娠中というのは何が起こるか誰にも予測がつかないもの。
元気な妊婦さん次の瞬間に早期剥離を起こす可能性だってあるわけです。

それに言葉の通じない海外で、自分の妊娠経過や病状を事細かに話すこと自体が凄まじい難易度です。

しかも海外は保険がききませんし、妊婦さんの海外旅行に対応してくれる民間保険も存在しません。

場合によっては、緊急帝王切開や赤ちゃんのNICU長期入院管理など数千万~億単位の金が吹っ飛ぶこともあります。

そんな中、西浜様シドニー行きを保証してくれたようです。

栗田さんに何かあったら西浜様どう責任をとってくれるのでしょうかね。


ちなみにシドニーでは何事もなく日本料理とワインに関する実験が進みましたが、そこは今回どうでもいいので割愛します。

出典:美味しんぼ 74

そんなことより栗田さんがワインをグビグビ飲んでるのが気になってしょうがないですね。

描写を見る限り、利き酒などでたまに見る、味わったお酒を吐き出すための容器も無さそうに見えます。
あったとしても妊婦さんがワインを口に含むこと自体どうかと思いますが。

西浜様の分娩管理

出典:美味しんぼ 74

山岡やおチヨさんが産後の準備を整えつつ、予定日まであと一週間だと話します。

つまり今は妊娠39週ですね。

そんな中、山岡夫妻の友人である団・ジュディ夫妻の子どもが産まれました。

出典:美味しんぼ 74

なんと、ついに西浜様が超音波を使えるようになったようです。

導入したての超音波で栗田さんの赤ちゃんを診察すると、
山岡さんの叫び声が響き渡りました。

出典:美味しんぼ 74
やっきー
やっきー

やっぱり双子だったんかい!!!


結論から申しますと、超音波が無いとはいえ39週まで双子が分からない西浜様産婦人科医失格と言わざるを得ません。

妊婦健診では母体の体重や腹囲などを測定するわけで、双子ならばこれらの数値は正常範囲を逸脱するはずです。

それらがうまい具合に正常範囲におさまったとしても、まともに妊婦さんを診た経験がある産婦人科医なら赤ちゃんの胎位(姿勢)や心音をきちんと確認していれば絶対に気付きます。

出典:美味しんぼ 74

などと意味不明な言い訳をしているようですが、これも有り得ません。

赤ちゃんの位置によって片方の赤ちゃんの心音が聴こえにくいこと自体はあるでしょうが、

色々な方向から聴診器を当てて、注意深く診察すれば絶対に聴き取れます。


そもそも、栗田さんは会う人ほぼ全員から「双子だね」と言われるような大きいお腹でした。

出典:美味しんぼ 72巻

西浜様の言う「本当の診療」素人にも分かるような双胎妊娠すら見逃す程度のものだったということで、もはやこの医者に妊婦さんを診る資格はありません。

西浜様の双胎妊娠管理

出典:美味しんぼ 75巻

双胎(双子)だと分かったのち、山岡は究極 VS 至高の対決のため、宮城県へ行きました。

栗田さんによると予定日(妊娠40週0日)は過ぎそうだとのこと。


さて、「出産予定日」というのは基本的に単胎妊娠(一人だけを妊娠する、通常の妊娠)を想定した日にちです。

双胎の場合、子宮の中に二人いるわけですから、必然的に予定日よりも早い出産となることが多いです。

というより、私は双胎が出産予定日を過ぎた例を見たことがありません。

双胎妊娠では、必要以上に子宮内にとどまっていると微弱陣痛や子宮破裂などを起こすリスクが高いので、現代の医学では予定日より3~4週間ほど早く帝王切開や分娩誘発などの動きをとるのが原則ですからね。

出典:美味しんぼ 75巻

そんな中、いよいよ栗田さんのお産が始まるということで、山岡は宮城県から帰宅。

しかし、双子の位置が正常に戻らず、お産が進まないようです。

出典:美味しんぼ 75巻

こんなことも有り得ません。

栗田さんの表情を見るに、強い陣痛が来ている様子はありません。

おそらく、子宮が大きくなりすぎて効果的な陣痛が来ない「微弱陣痛」になっているのでしょう。

双子の位置関係などは関係ありません。

これはもう双胎を予定日過ぎまで放ったらかしにしていた西浜様の責任と言わざるを得ませんね。


それに、西浜様の病院(西浜産婦人科病院)はどう見ても医師は一人だけでやっている個人病院です。

双胎だと最悪の場合、母体と赤ちゃん2人合計3人が同時に危険な状態になるリスクがあるわけですから、何かあったら医師一人では対応しきれません。

産婦人科医も小児科医も十分な人手がある総合病院で産んだ方が良いに決まっています。

絶対確実な方法をとりたいと言うならば、双胎だと判明した瞬間に総合病院に紹介するべきです。

出典:美味しんぼ 75巻

結局、栗田さんは岩倉産婦人科に移動することになりました。

岩倉先生は西浜様の先輩の先生で、腕が立つとのこと。

「快く承諾してくださった」と言いますが、こんなにズサンな妊娠管理をしていたと分かれば受け入れてくれた病院側も文句の一つも言いたくなると思います。

出典:美味しんぼ 75巻

それを「かなわんな」で済ませてくれるあたり、西浜様周囲の人間に恵まれているようです。

搬送先の先生の判断でも、やはり帝王切開が望ましいとのこと。

出典:美味しんぼ 75巻

出典:美味しんぼ 75巻

出典:美味しんぼ 75巻

そして、帝王切開は無事に成功。

山岡と栗田さんの子ども、陽士遊美が誕生しました。


まとめ

『美味しんぼ』最重要イベントの一つ、双子の出産西浜様の診療の数々はいかがでしたか?

西浜様は患者対応、新しい医療技術に対する考え方、プライバシー管理、妊娠管理、診断能力、分娩管理、母体搬送の判断力、どこをとっても何一つ褒められるところが無いという奇跡のような産婦人科医です。

逆にこの人は何ができる医者なんだろうかというレベルですが、
作中の描写を見る限り、医師免許を持ってるだけの世話焼きなお婆様と呼んで差し支えないでしょう。

私が彼女を「漫画界最凶最悪の産婦人科医」と呼ぶ理由がお分かり頂けたかと思います。


私も医師としての道に迷った時西浜様反面教師にしつつ、頑張って行きたいと思います。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
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