自己紹介しとこう!!
俺は世界一漫画に詳しい産婦人科医のやっきー!!
どうも皆様こんにちは。
突然ですが、このブログは漫画に出てくる描写を私(産婦人科医)が解説するという内容をお届けしています。
このことは日本に一億人いる当ブログ愛読者の皆様(やっきー調べ)には言うまでもないと思います。
ということは、このブログと非常に相性の良いジャンルが存在しますね?
そう、
医療漫画とHな漫画です。
そんなわけで本日はエロ漫画界屈指のバケモノと名高いガロン塚本について考察していきましょう。
目次 非表示
ガロン塚本とは
というわけでガロン塚本について考察していきたいのですが、
おそらく10人中9人は「ガロン塚本って誰だよ」と思っているに違いないので紹介しとこう!!
こいつのことです。
この画像で「はいはい、あのガロン塚本ね」とその詳細を言える10人中1人の稀有な方、おめでとうございます。
しかし誇れることでは全くないので私のようにガロン塚本の話をインターネットで発信するような行為をしないようお気をつけ下さい。
あらすじ
漫画のタイトルからしてこのブログに書くのが憚られるので、このブログではタイトルを略した『のにしま』と呼称します。
それでは、『のにしま』においてガロン塚本が登場した経緯をかいつまんでお話ししていきます。
※諸事情で画像はほぼ載せられませんがご了承ください。
※諸事情で内容を詳細にお伝えできませんがお察しください。
※どうしても詳しく知りたい方は各自でお調べください。
※良い子は18歳になるまで調べちゃダメだぞ。
主人公は黒髪の少女、美沙子。
彼女は性欲を持て余した末に私立助平大学のSM同好会を訪ねました。
(↑この一文に既にツッコミどころが3つほどあるというもはや間違い探しの様相を呈していますが、そこは各自で処理をお願いします)
美沙子がSM同好会のドアを開けると、そこで色々あったのちに4人の男性と相対しました。(詳細は載せられません)
4人の男性は律儀にも各々の性的な特徴を添えた自己紹介をしました。
非常に有名な自己紹介シーン(と思ってること自体が異常かもしれません)ですね。
ちなみにこの後の展開については特に私から言うまでもないと思いますので割愛します。
まずはこの4人について簡単に考えていきましょう。
太チンの竜
1人目は亀頭が握り棒程もある太チンの竜です。
大学内にSM同好会を作るという頭のおかしい集団だけあってメンバーたちは異様に高圧的な態度ですが、
太チンの竜は美沙子に対して終始に渡り(どちらかと言えば)紳士的に対応しており、
初対面の女性への自己紹介を率先して行う礼儀正しさもあります。
しかも筋骨隆々で、顔も(4人の中では)二枚目の部類です。
こんなところにさえ居なければ大学では結構モテるのではないでしょうか。
それはそれとして、握り棒に例えられても太さが結局よく分からないですね。
他の3人に比べると具体的な数字が示されておらず検証が難しい人ですが、
まあ太チンの竜を自称するからにはそれなりのモノには違いないのでしょう。
竿竹のケン
2人目は長さ30センチを誇る竿竹のケンです。
ちなみに彼は上の自己紹介のコマで陰部をさらけ出しているのですが、
手前にいるガロン塚本のせいで脱いでいることが一見非常に分かりにくいため、
この記事を投稿する直前にあわてて修正を入れたという経緯があります。許さん。
さて、彼の存在は医学的に可能なのかを検証したいところですが、
彼を超えるペニスの持ち主はググれば簡単に見つかりました。
メキシコ北東部サルティーヨ在住のロベルト・エスキヴェル・カブレラさんです。
ズボンの左足側をよく見るととんでもない事が起きていることがお分かりでしょう。
彼のペニスは平常時で48cmという驚異的なサイズですが、
実際には包皮が大半を占め、芯の部分は16~18cmほどだそうです。それでもなかなかのものです。
なお、このペニスは10代の頃から重りをつけるなどして人為的に伸ばしたものらしく、
大きすぎて膀胱炎になりやすい、ひざまずく姿勢をとれない、寝る時はペニス用の枕が必要など、
日常生活が不便すぎて国から障害者認定を受けました。
ロベルトさんが凄すぎて竿竹のケンに何の興味も持てない状況になってきましたが話を続けます。
そんなロベルトさんに異を唱えたのがアメリカの俳優、ジョナ・ファルコンさんです。
彼はロベルトさんが現れるまで暫定・世界一のペニスを持っていた人間で、
平常時で24cm、勃起時で34cmと、彼もまた竿竹のケンを超える人間です。
ジョナ・ファルコンさんはロベルトさんについて「あれは包皮を伸ばしただけのニセモノだ」と断じていますが、
ギネス世界記録などの公式の場においてペニスの大きさを規定する項目が無いため、
両者の争いに未だ決着はついていない様子です。
彼らのような人間を見ていると世界の広さを感じるとともに、
自分がいかに小さい存在かを噛みしめてしまいますね。
………
誤解のなきよう言っておきますが、ここで言う「小さい」はそういう話ではないのでご注意下さい。
抜か八
3人目は抜かずで8時間やり続けた記録を持つ…抜か八です。
読み方が「ぬかはち」か「ぬかばち」か、はたまた「ぬかぱち」なのかは漫画業界における未解決問題の1つとされています。
前2者が股間のモノの太さや長さを謳っているのに対して時間軸に活路を見出すクレバーな立ち回り、
その持久力を示すかのごときマラソンランナーを思わせるような軽装、
そして「太チンの竜」「竿竹のケン」ときて「抜かずの○○」や「抜か八の○○」ではなく「抜か八」という潔いネーミングは特筆に値します。
私で例えるならば「世界一漫画に詳しい産婦人科医…漫産!」と言ったところでしょうか。
何がどう「と言ったところでしょうか」なのかは私にもよく分かりません。
それはともかくとして抜か八を上回る人間は実在します。
2010年4月11日、アダルトビデオメーカーであるSODクリエイトの企画で世界一長い時間をかけたセックスを撮影するという試みが行われ、
AV女優・AV男優のペア3組がそれぞれ世界一長いセックスに挑戦したそうです。
これは映像記録だけでなく一般ギャラリーも招き入れて行われた信憑性の高い記録で、
なんと新垣セナさん・川本英雄さんにより10時間4分25秒という異次元の長期戦が行われました。
ちなみに残る2組は1時間32分、5時間8分という記録だったそうです。これも相当凄いですね。
そんなわけで抜か八をさらに2時間も上回る方が実在したことは確認できましたが、
とはいえプロである新垣さん・川本さんにとっても相当過酷な挑戦だったことは確かなようで、
対して抜か八はそれに近いことをそこそこ常習的に行っていることが示唆されます。
彼もまた超人と呼ぶに相応しい人間でしょう。
どうでもいいですが、休日に漫画やゲームなどで8時間も使ってしまうと「無駄な1日を過ごしちゃったな」と感じるものですが、
セックスに8時間をしょっちゅう使っている抜か八が不意に人生の虚しさに襲われたりしないか私は心配です。
ただ、私の勘ですがたぶん彼はそういう悩みとは無縁のような気がします。
さてさて、そんなわけで太チンの竜・竿竹のケン・抜か八について考えてきました。
彼らはまだそこそこ現実的(世界中探せば居ないことはないレベル)なのに対し、
ガロン塚本はどう考えてもファンタジーの人間です。
皆様のお腹は一杯だと思いますがここからが本題ですよ。
ガロン塚本の異常性について考える
それではいよいよガロン塚本について考えていきましょう。
一回の射精で1リットルのザーメンを流し込むというのが人間を辞めちゃってるレベルなのは素人目にも分かる話ですね。
ちなみに「ザーメン」はドイツ語で「精液」を表す言葉(Samen)です。
英語だと「semen」、イタリア語だと「sperma」、フランス語だと「sperme」といった感じです。
さて、まずは一般人の精液量がどのくらいかを調べてみましょう。
2021年に世界保健機関(WHO)が精液検査に関する基準値を出したのですが、その中に精液量に関するデータも記載されていました。(参考:WHO laboratory manual for the examination and processing of human semen)
これは実に貴重なデータです。この記事を書くためにあるデータと言っても過言ではないでしょう。
ガロン塚本のことは一旦置いておいて、精液量を表すのは一番上の“Semen volume (ml)”で、医学的には“Centiles 5th”のところが重要になってきます。
これは全男性の精液量を比較したとき下から5%に入るのが1.4mlという意味であり、
この報告によると自然妊娠するためには精液量が1.4ml以上あることが望ましいとされています。
(1.4ml未満だと絶対に妊娠できないというわけではありませんが、確率は下がります)
次に“Centiles 50th”のところは3.0mlとあります。
精液量の平均値はおよそ3.0mlということですね。
最後に“Centile 97.5th”を見てみましょう。6.9mlとありますね。
つまり、全男性のうち上位2.5%の選ばれし者でさえ精液量は6.9mlなのです。
妊娠に影響する精液量が1.4ml、平均で3.0ml、選ばれし者で6.9mlという世界において1000mlの精液をぶっぱなすガロン塚本は異常としか言いようがありません。
ちなみにインターネット上で時々ジェームス・ナカムラなる人間が240mlの精液を出したという記載が見つかりますが、
ジェームス・ナカムラはネタ記事に端を発する架空の人物であり、実在しません。
精液の仕組み
そもそも、精液はどのように作られるのでしょうか。
よく勘違いされますが、精液はキンタマから直接発射されるわけではありません。
キンタマ(陰嚢)の中には「精巣」とその上に小さくくっついている「精巣上体」が収められています。
精巣は精子を作る工場、精巣上体は作った精子の保管庫のような役割を持ちます。
精巣や精子は熱に弱く、体温の熱でさえ精子に良くありません。
そのために重要器官にも関わらず体外に放り出してあるわけですね。
そして、精液は「精子」と「精漿(液体成分)」の2つに大きく分けられます。
精漿の約90%は「精嚢」で、約9%は「前立腺」で作られており、
約1%が「尿道球線」の分泌液(いわゆるカウパー腺液)となっています。
はっきり言ってガロン塚本の精子濃度や精子数に関しては今回どうでもよく、精漿の量こそが論点になりますので、
ガロン塚本の異常性を考える上で最も重要なのはこの「精嚢」の性能と言えるでしょう。(激ウマギャグ)
ガロン塚本の精嚢
上述した通り、精液の大部分は精嚢の分泌液なわけですから、
ガロン塚本は精嚢が異常に発達していると見るべきですね。
精嚢は左右1個ずつ、計2個存在しています。
1リットルの精液ということは片方の精嚢が最低でも500mlあるということ。
精嚢の容量は基本的に5ml程度とされているので、一般人の100倍です。
ガロン塚本の下腹部には500mlペットボトルが2本入っているようなもんだと考えるとその異常性が伝わるでしょう。
ここでもう一度、男性生殖器の図を見返してみましょう。
精嚢は大ざっぱに言うと、「膀胱」「前立腺」「直腸」に囲まれた場所に存在します。
こんなとこに500mlペットボトルが2本入ってたら膀胱や直腸を圧迫して深刻な頻尿や便秘を起こす可能性が高いですね。
精嚢が肥大する方向にもよりますが、尿道を圧迫して排尿困難を起こすおそれもあります。
(これと似たような現象が起きる「前立腺肥大症」という病気も存在します)
運動器の観点からさらに考えると、精嚢や膀胱といった骨盤内臓器はある程度の柔軟性が求められます。
股関節が動く際にこれらが伸縮してくれないと足の動きの邪魔になってしまいます。
もちろん普通の状態で精嚢が邪魔になることなんて有り得ないのですが、500mlに肥大した精嚢が2つもあれば話は別です。
その結果、精嚢が邪魔で歩きにくいという前代未聞の状態に陥る可能性が高いですし、
他にも座る姿勢がメチャクチャしんどいはずです。
ガロン塚本は座る姿勢をとるたびに内臓を押しつぶされる苦しみに悶えなければなりません。
実際、精嚢炎という精嚢に菌が感染して起こる病気でも、座る姿勢をとると痛みが増強することがあります。
ここでもう一度ガロン塚本の姿を見てみましょう。
右の股関節がやや伸展気味になっています。
これは医学的に妥当な姿勢です。股関節が伸展していれば彼の異常な精嚢も圧迫されません。
たぶん、彼がこの姿勢をとっているのは精嚢が圧迫される痛みを少しでも誤魔化すためなのでしょう。
ガロン塚本の日常生活
こう考えていくと、次第にガロン塚本の悲惨な日常生活が明らかになっていきます。
肥大した精嚢の影響で歩きにくく、椅子や地面に座ることもままなりません。
自転車にもバイクにも車にも乗れません。
さらに頻尿か排尿困難、あるいはその両方を常に抱えています。便秘持ちの可能性もあります。
射精により精嚢内がカラッポになれば座る姿勢がとれて排尿もしやすくなるでしょうが、
ガロン塚本は作中で殆どインターバル無しに射精をしている描写があるため、回復も相当なスピードなのでしょう。
ということは射精による症状の緩和は一時しのぎに過ぎません。
しかも、1リットルの精液を出したあと次がすぐに装填されるということは、その水分はどこから来たんだという話になります。
もちろんガロン塚本の体内から水分をかき集めて精液に換えているわけです。
射精1回ごとに1リットルの水分を失ってたらわりとマジで命の危険です。
普段から水分を積極的に摂っておく必要がありますし、そうするとさらに頻尿がひどくなるでしょう。
感染症の観点からも危険ですね。
精嚢内に常人の100倍以上の精漿が常に溜まっており、しかもガロン塚本はSM同好会においてかなりの頻度でセックスをしている模様です。
となると、この精嚢に細菌が感染して精嚢炎を起こすリスクも高いです。
排尿困難がある場合、膀胱炎や腎盂腎炎のリスクも高まるでしょう。
ここまで日常生活に支障をきたす状況なら普通に考えて手術で精嚢を小さくするべき状況ですが、それでも彼はその道を選びませんでした。
なぜなら、彼の精嚢は太チンの竜・竿竹のケン・抜か八という常軌を逸した友人達と並び立つために必要なアイデンティティだから―――。
こう考えるといい話のような…
そうでもないような…
まとめ
以上、ガロン塚本に関する徹底考察でした。
「たかがガロン塚本、されどガロン塚本」という言葉がありますが(今作りました)、エロ漫画のネタキャラ1人をとっても中々に考察の余地があるものです。
私はと言いますと、この記事を書いている途中から「私は一体何を真剣に考えているんだろう」という非常に虚しい気持ちと共に人生について考える羽目になってしまったので、
今日は1リットルのお酒を飲んで寝てしまおうと思います。
以下、関連記事です。
少女漫画界の性豪・SHINに関する記事はこちら。
精子に関する話はこちらで行っています。
ガロン塚本達になるためにはの考察動画を作ろう
と動画で使う用に画像検索したらこのブログに辿り着きました。
爆笑と爽やかな敗北感に襲われました
最高の考察記事です。超えられません。
私の動画はボツです。